更新日:2008年1月8日

疑問解決 そもそも株や株式って何?

会社を設立し、事業を続けていくためには、事務所の経費や人件費など、ある程度の資金が求められます。資金がたくさんあれば設備投資や商品開発などに使えるので、大きな利益を生み出すことも可能になります。そこで会社は事業に必要な資金を調達するために、「利益が出たら分け前をあげるから、どうぞ出資してちょうだい」という姿勢で少額の資金を出資してくれる出資者を募ります。

 

そして実際に出資した人の権利を証明するのが「株券」です。一般に「株」「株式」と称しています。株を発行することで資金を調達して事業を展開する企業を「株式会社」、株を持っている人を「株主」と呼びます。

しかし現在では実物の「株券」が出資者に渡ることは少なく、株券のペーパーレス化によって株券の発行自体がなされないケースも増えています。実際の株券は特定の機関に預けられたまま、株の売買は行われているのです。
  では、株の価値、つまり株価が上がったり下がったりするのはどうしてでしょうか? 株式会社がたくさんの利益を生めば、株主は出資のお礼としてたくさんの配当をもらえます。多くの人が特定の株式会社の株を欲しがれば、その会社の株の価値は必然的にどんどん上がります。そして安いときにたくさんの株を買っておいた株主が、株価が上がったときに株を売れば大きな利益になります。

反対に、赤字が続いているような会社や、反社会的な事件に関与したことが発覚した会社のケースでは、その会社の株をたくさん持っていてもたくさんの配当は期待できないので、多くの人はその会社の株を欲しがりません。株価が下がると損をするので誰も買おうとしないから株価はどんどん下がります。

ここで着目して欲しいのが、「株式会社」という冠のついているすべての会社の株が売り出されているわけではないということです。経営者や経営者の家族が自分でお金を出して、自社の株を保有しているケースは少なくありません。株を一般に売り出すこと、すなわち株式市場に流通させ、広く一般からも株主を募る「株式公開」には厳しい審査があります。証券取引所が開設する市場のいずれかに株式を公開している企業のことを「上場企業」と呼びますが、それらの企業は厳しい審査をクリアした大企業、優良企業ということになります。

では、「ある会社の株を買いたい」と思ったら、どうすればよいのでしょうか? そこで株の売買を担っている証券会社が登場するのです。